店主の主観でまとめた故障傾向

いままで修理してきた経験から、あくまでも主観でまとめてみました。
参考程度にご覧ください。

   

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Acer
一時期、取り扱いましたが 、あまりのひどさにやめました。
このメーカー、アナログ回路の作り込みが大変ヘタで、つまらない壊れ方をします。

そうそう、BIOSがぶっ飛んで、電源は入るが起動しないという故障が時々あります。
何なんでしょう???
以前は入れ替える方法が公開されていたのですが、最近は非公開・・・

Apple
元専門店ということもあって結構入ってきますが、最近のものはあまり壊れません。
でも、壊す方は増えました。
だいたいが、ぶっかけです。(コーヒー、ジュース、お茶、ビール、ラーメン!!!)
生活に一番なじんでいるパソコンなのでしょうか?
うちのかみさんも、飯を食いながらMacBookでネットサーフィン(死語?)していますが・・・
そうそう、鎖国と揶揄されたEUのRoHS指令発効後から5年くらいの間に製造されたものは、ロジックボードの故障が大半を占め、捨てられたものが店にゴロゴロしています。
でも、MacBookがユニボディになった頃からでしょうか、設定のために開梱すると塵一つ付いておらず、お客様にお渡しするまでとてつもなく気を遣う商品となり、故障も、その頃を境に明らかに減りました。
故障頻度はあまり低くないと思いますが、分解していてあまりの出来の良さにワクワクする製品です。
でも、ひとつ気にかかるのは、このメーカーの製品は、「てめえらで、直すな!」とばかりに、いろいろと仕掛けがしてあり、困ったところがあります。
Mac Proは、Assembled in USA、それ以外はAssembled in Chinaです。

2016年現在:5年位使い込んだ、iMacやMacBook Proに故障が増えています。特にロジックボードの故障が多く、交換修理すると中古を買えるほどの費用がかかります。後3年ほど経てば安く直せるかと・・・
2017年現在:5年位使い込んだ、MacBook Proのバッテリが、ボコボコと膨らんでいます。

ASUS
最近よく持ち込まれます。
壊れたからではないのですが・・・

ここは、組立パソコン用のマザーボードでは、当店でもお奨めする程の信頼の置けるメーカーです。
しかし、よく持ち込まれるノートパソコンは・・・
百度の中国製ソフトが豊富に入っています。
量販店販売実績リストでは、低価格品のトップに躍りでました。
・・・

最近、量販店で売られている低価格のネットブックもどきは、ほとんどタブレットをノートPCにしたようなものです。
いささか、どうかと・・・

DELL
ここは3年で壊れるように作れるメーカーです。

でも、修理マニュアルやドライバソフトウェアは、きちんと公開されています。

Fujitsu
量販向けと、ビジネス向けの低価格機で故障が多いです。
通常ルート品はAssembled in Japanです。
特に最近のものは木ねじ?止めで、筐体がペラペラです。

2016年10月、Lenovoの傘下になるという噂が・・・
2017年11月、Lenovoに工場を売却することに・・・

HP
Made in Tokyoですね !
あまり来ませんが、買って一年でデスクトップ本体内部が綿埃で一杯というものがありました。
ビショビショの雑巾で拭かれたノートは、キーボードが故障、交換しようと思いましたが部品が高くて・・・

Lenovo
IBM時代を含めてのThinkPadは、壊れたものはあまりありません。
壊したものは、直しましたが・・・
ThinkPadはかなり売りましたが、ほとんど戻ってきません。
量販店で売られているThinkの付かないものは・・・です。
ここの製品は、れっきとしたMade in Chinaです。

修理マニュアルやドライバソフトウェアは、きちんと公開されています。
Windows PCは、ここに修練するんでしょうか・・・
まっ、元祖「IBM PC」の流れですから・・・

NEC
量販向け低価格機がよく壊れます。
量販でも大手テレビショッピング系で売られた、カタログに無い、どう見ても試作ロット品と思われるものは、次から次とメイン基板が壊れました。
通常ルート品はAssembled in Japanです。
ビジネス向けはかなり売りましたが、ほとんど戻ってきません。
ここは、もはやLenovoです。

ビジネス向け製品は、ドライバソフトウェアが公開されています。
低価格K'sモデルが、保証期間内に壊れています。K'sさん、どうしたの・・・

Panasonic
小型軽量で頑丈なせいか、壊す方は結構います。
だいたいが液晶パネルと、ハードディスクです。
ハードディスクは、しっかりとクッションに囲まれたいるんですが・・・
ほとんどの方の筐体は、ボコボコです・・ ・
ここの製品は、れっきとしたMade in Japanです。

いくら阿部ちゃんが「物価上昇を!」といっても、45万円のLet's noteは、いかがなものかと・・・

SONY
一時期、代理店までしていましたが、Made in Chinaになった頃からよく壊れるようになりました。
また、エンジニアの独りよがりが強く、標準的なWindows機とかけ離れた部分が多く見受けられ、結構厄介な代物です。
Appleのように自社でOSを開発していれば、それなりに良い製品が・・・
最近、ソニー本体から切り離され、VAIOとなりました。

ここは、自社開発のICや部品を使うため、ドライバソフトウェアや技術情報が非公開で、修理再生には骨が折れます。
修理再生したものは、デバイスマネージャを開くと?や!が・・・

TOSHIBA
ひどい!、の一言、メイン基板の故障はダントツです。
分解していると、あまりにいい加減な作りで、投げつけたくなります。
先日、一般向け製品を減らすことを発表しました。
ここは、Made in Chinaです。

Dynabook(頭大文字)は、過去の栄光???

   

全体の傾向としては

 

壊れるのは

  ハードディスク

  光学ドライブ

  キーボード

  液晶パネル

  メイン基板

  メモリ

 

壊すのは

  ぶっかけ

  衝撃

  低温多湿下で使用

  高温下で使用

  ペットの悪戯

 

という順番でしょうか・・・

 

パソコンは、電気製品というカテゴリの中では、製造や流通や販売などで、もっとも淘汰が進んだものであると考えられます。
具体的には
  近所の同業者が、消えた・・・
  昔から付き合っていた問屋が、無くなった。
  残った問屋も、ジリジリと仕入れ価格を上げてくる。
  昔から取引のあったメーカーが、潰れた・・・
  昔から取引のあったメーカーが、しおれた・・・
  昔から取引のあったメーカーが、食われた・・・
  等々・・・
つまり、過当競争に飲み込まれ、「安かろう、悪かろう」に・・・
故に、安いものには付きまとうことがあります。
例えば
  5年前の、そこそこのものより遅い!
  人為的な製造時のミスで、割と直ぐ壊れる!
  使ってみると、何となくペラペラしている。
  等々・・・
かといって、とんでもなく高いものを買っても、壊れます。
ただし、修理する場合、高いものであった場合は、相対的に修理費用が安く感じられます。
逆に、安いものをお持ちの場合は、中国に訪問する機会があったなら、そこで修理してもらうという方法も・・・
また、高いものを買って使っていると、回りが騒ぐような性能向上があっても、さほど気になりません。
次に買い換えるときに、気になるだけです。

いやーーー
35年近くパソコンと対峙していると、いろいろありますなーーー